佐賀県唐津市の自然が作った天然記念物『七ツ釜』にイカ丸で行ってみた!

七ツ釜
 佐賀県唐津市の玄界灘に面した断崖絶壁にある観光スポット『七ツ釜(ななつがま)』を観に遊覧船・イカ丸に乗船してきました!!

 国の天然記念物に指定されている「七ツ釜」は、六角形柱状の玄武岩で出来た断崖が玄界灘の荒波で浸食された景勝地です。

 今でこそ観光名所として知られ賑わっておりますが、元々は地元漁師達のみぞ知る絶景スポットでした。
 
そんな景勝地の魅力をご案内してみたいと思います。




▼マリンパル呼子

漁村
 「七ツ釜」が観れる遊覧船が出ているのは日本三大朝市で知られる「呼子の漁港」からです。

 ココに来たら絶対に食べなければならないイカ料理に舌鼓を打ち、乗船まで待ちましょう!

マリンパル呼子
 呼子の漁港にさえ来れば「マリンパル呼子」の遊覧船乗り場は直ぐに分かるので、アクセスは問題ないです。

 車で訪れた場合、駐車場が有料と無料の場所があるので、人が多く訪れる休日に無料の場所に止める場合は、かなり早めに来たほうがいいです。

出航時刻表
遊覧料は高いのかな?安いのかな??

 大人1600円を支払い乗船します。

▼料金と出航時間

出航時間:9:30 10:30 11:30 12:30 13:30 14:30 15:30 16:30

乗船料金 :大人(中学生以上)…1,600円 / 小人(小学生)…800円

イカ丸

 乗船する船はコレ「イカ丸」。

 すごいセンスの名前ですね。

どんがめ

 でも、上には上がいて

 「イカ丸」の横には『どんがめ』なる酷い名前が付けられた船が・・・

 遅いからかな??

 ここエリアの人は、船に酷い名前を付ける方が多いみたいです。

出航

 そして、いざ約40分の船旅に出航です。

灯台

 この防波堤灯台を超えると徐々に波が高くなりだし、流石「玄界灘」と感じ出した。

 この「玄界灘(げんかいなだ)」は、九州の福岡・佐賀の海岸から沖ノ島や対馬までの広い海域で、度々韓国や中国の密漁船取り締まりを行うニュースで賑わす世界有数の漁場として知られております。

 また、日露戦争時に発生した日本海海戦では、日本の海路での玄関口にあたる玄界灘に布陣した連合艦隊(日本)とヨーロッパ、インド沖を経て遠征してきたバルチック艦隊(ロシア)とが戦った激戦地としても知られております。

呼子大橋

 写真に見える橋は『呼子大橋』といい、九州本土と離島である加部島を結ぶ橋で、この辺りでも見どころの一つとされております。

釣り人
七ツ釜に向け玄界灘を陸沿いに走っていると、平日にも関わらず岩場に多くの釣り人がおり、この辺りが人気の釣りスポットである事が分かりました。

 ただ、ひとつ見えて頂きたいのが、この辺りの岩の形が見慣れない形をしております。




▼七ツ釜

七ツ釜
 そして、ようやく『七ツ釜』に到着しました!!

 今回の旅程では行かなかったですが、写真に見える「七ツ釜」の上は天然の芝生が覆う草原となっていて展望台や遊歩道が整備され休日には多くの観光客で賑わっているそうです。

 ちなみに断崖絶壁を上から観ても見えないだろうと勝手に考え行かなかったのですが、「いや!上からも見えるよ!!」って情報が有れば教えてください。

七ツ釜全景
 「七ツ釜」は、その名の通り断崖は深くえぐられた7つの洞窟が並列しております。

七ツ釜に近づく
 本日は生憎の曇りで私のカメラ技術では光量が足りず分かり辛いですが、「玄界灘」の海は青く澄んだ綺麗な海です。

七ツ釜・穴の中
 一見すると奥行が無さそうに思えますが、長いものだと110m先まで続いているそうです。

船で入る
 遊覧船は「七ツ釜」の一つの洞窟内に入っていきます・・・

七ツ釜側面
 どこまで奥に行ってくれるのだろうか?と期待していると・・・

七ツ釜・奥に
 安全の為ココまで!(えーっ)

七ツ釜・天井

 船は、しばし停船しガイドさんが、この辺りの事を色々と教えてくれます。

 ガイドを聞いている途中、ふと上を見上げてみると「玄武岩」の六角形断面が見えました。

七ツ釜・玄武岩
 この玄武岩は、太古の昔に噴火し流れ出た溶岩流が、冷える過程で六角形の柱状にひび割れた岩石で、兵庫県城崎温泉の近くにある玄武洞にちなんで命名された日本語訳(英名:basalt)です。

 この様に見事な六角形の柱状のものは珍しいのですが、玄武岩自体は地球表面で最も一般的に見られる岩石であり、大洋の底は全て玄武岩で出来ております。

七ツ釜・全景

  ちなみに玄武岩の「玄武」とは、奈良県の高松塚古墳内部の北方に面した壁画に描かれている事でも知られる様に、古代中国で方位を司る四神のうち北方を守護する蛇と亀が合体した神体の事です。

七ツ釜・ダイナミック

 荒々しい岩をなんと表現していいのか分からないので、「ダイナミック」と小馬鹿にされるような言葉しか思いつかない。




▼さいごに

七ツ釜

 以上で、佐賀県唐津市の自然が作った天然記念物『七ツ釜』のご案内となります。

 遊覧船への乗船料が大人1600円と少々お高く感じる価格ですが、それを安く感じさせる見ごたえのある観光地でした。

 皆様も訪れてみてはいかがでしょうか。

 ご精読ありがとうございました。




▼アクセス

 住所:〒847-0135 佐賀県唐津市屋形石




▼最寄りの宿

ビジネスホテル宙<唐津市>

☆ 朝食無料★1階大浴場(男性専用)☆マンガ本コーナー★全室有線LAN/Wi-Fi接続可
847-0816
佐賀県唐津市新興町143番地

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